私は生まれたときから
ずっとお姉さんだったような気がします。
正確に言えば
2歳違いの妹がうまれてから
正式にお姉さんになったのですが。
私には3歳違う兄もいるので
妹としての私の部分もたぶんに持ち合わせています。
家族の内情をどうしてばらしているかというと
家族構成や兄妹構成というのは
育った環境として
大きく影響しているからです。
私の場合でいうと
姉であったり妹であったりと
自分の見せる顔がいくつもあり
八方美人ともとれますが
臨機応変、柔軟な対応が出来る人と
解釈されることも多いようです。
どちらにしても今までの人生で身についた環境ですから
そんな自分をきらいにならないように
折り合いを付けて生きていかなきゃ、と感じています。
幼い頃、1人で友だちのところに遊びに行こうと
すると、母はかならず、「この子も連れて行きなさい」と
妹を差し出しました。
1人で出かけたいときにかならずセットを仰せつかるのは
子供心にはとても負担だったことを思い出します。
そして、それから半世紀以上経ち
兄妹ともに元気に暮らしています。
私の耳には時々亡き母の言葉が聞こえてきます。
「この子も連れて行って!」
私はたくさんの妹たちのことが気になります。いつもです。
私の後ろから元気に歩いてきている妹たちのことです。
ですから来年も再来年も
この気持ちが続く間は
たくさんの妹たちのことを忘れないで
歩いていこうと思っています。
それはきっと反対に
妹たちに支えてもらっている事でもあるんだと思います。