その案いただきっ!(村山鑑恵)

戸田ゼミコラムのアーカイブです。このコラムはすでに連載を終了されています。

2009年01月

これも糸川英夫さんの
「人生に消しゴムはいらない」のなかからです。

野球のピッチャーが投げるボールを
キャッチャーは身体の真ん中で捕えますね。
これを「センター・キャッチ」というそうです。
相手の動きに対して自分が動いて真っ正面に位置することを
「デ・センター」というそうです。
「デ・ザイン」や「デ・フォルメ」も同じような意味があり
「デ」というのはいろいろ加工したり
変化させるという意味をもっている。
ですから「デ・センター」は
相手にあわせて中心を変化させることだそうです。

これは野球に限った話しではありません。
自分が、相手の考えや感性と違っている時に
相手を否定せずに
デ・センターの方法をとってみませんか、
相手に合わせて自分の考えを動かしてみる姿勢は
一種の知的冒険ですから
楽しみが増えるかもしれませんよ、と語られています。

自閉症の子供の成長の話「光とともに」(コミック)を
教えてくれたのは小6の娘です。
重松清の少年の心を語った小説「半パンデイズ」は
息子の塾の国語文章題で知りました。

子供が読んでいるのだから簡単でつまらないと思わずに
読んでみてほんとによかった、と子供たちに感謝です。

子供が小さかった頃、子供には教えるばかりだったことが
頭から離れないと、なかなか耳を貸せません。
でも、子供の話しにうなずいて「どれどれ」とのってみると
子供はことのほか喜び、
ますますいろんなことを教えてくれるようになります。

「おかあさんが私(僕)の言ったことを聞いてくれた!」
とうれしそうに言った時、
私はそんなに子供の言うことを聞いていないんだ、と
反省したものです。

身近なあれこれに「デ・センター」技は特効薬ですね。



* * * * * * * 

●自家製天然酵母と国内産小麦で作る
体においしいパン・クッキー・ケーキ工房
福岡のムーン・テーブル(MOON TABLE)

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ヤンキースの松井選手のようなお顔がちょっとご愛嬌。

天神三越デパート食品売り場の
一品美味(ひとしなグルメ)でも
いつも人気の発芽十六穀玄米パン、
通称「十六穀玄米パン」です。

最近、白米に雑穀を混ぜたごはんを
召し上がる方、増えてますねぇ。
手軽な雑穀米の商品が増えていることも一因ですね。
混ぜご飯感覚でしょうか。

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ツブツブを追いかけながら完食!
おかずがなくても、パンだけでもおいしく食べられます。
トースターで焼くのはもちろんおいしいですが
ご飯のお釜に仲間入りさせて
蒸しパンで召し上がるのも
また違った引きと噛みごたえがあります。

きょうの夕食にご飯が少し足りない
という時にも、違和感なく鎮座しています。

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自家製天然酵母 MOON TABLE のパン
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ご注文は電話かファックス(24時間受付)でどうぞ。
電話:092-526-8500  ファックス:092-526-8540

1960年代に、アメリカテレビドラマ
「名犬ラッシー」などと前後して放送された
「スパイ大作戦」の原題が“Mission  Impossible”。
小型オープンリールテープレコーダーで
「おはよう、○○君、………、
そこで今回の君の任務だが」と指令が告げられ、
任務再生後テープは自動的に発火消滅する!
不可能とも思える指令を
選ばれたメンバーとリーダーが遂行するドラマでした。
タイトルのMission  Impossibleの文字が
イタリックでスルスルとなぞられていきドラマがスタート。

さて、糸川英夫さんの「人生に消しゴムはいらない」の筆頭に
『「使命」は人間性を高める』とあります。
糸川さんは飛行機の設計技師でもありましたので
もの作りに置き換えて話されることが多くあります。
たとえば、時計。
腕時計が故障して時を知らせなくなったら(想い出の品でないかぎり)
ゴミとして捨てられます。
飛行機の性能であればもっと精度の高さを求められます。

そのように、僕、私の持って生まれた「役割」「使命」を
考えてごらんなさい、と述べられています。

キリスト教の学校はミッションスクールとよばれ、
キリスト教伝道局の設立によるところだそうですが、
宗教の時間以外でも
「今の世界のなかで自分がどのように役立っていくか」を考え、
体験する時間を設けている学校もあります。
ミッションスクールの学校説明会に行くと、
卒業生が海外でどのように社会に貢献し活躍をしているか
誇らしく語られます。

使命=役割=社会的責任
私たち人間は一人ひとり違う人間なので
自分の意志で「使命」を発見していかなければなりません。
いつ発見するか、どうやって遂行するかもさまざま。
他人の意見はあくまでも参考に過ぎません。
人に頼らず、自分を大切にするところに
「使命」の価値があるそうです。
そして、なにより世の中と広くかかわりあって
積極的に生きることができる、と書かれています。

Missionを遂行するための
ドラマのようなスーパー小道具は、用意されていません。
糸川さんは
あせらず、リラックスして考えるように、と説かれています。



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ヤンキースの松井選手のようなお顔がちょっとご愛嬌。

天神三越デパート食品売り場の
一品美味(ひとしなグルメ)でも
いつも人気の発芽十六穀玄米パン、
通称「十六穀玄米パン」です。

最近、白米に雑穀を混ぜたごはんを
召し上がる方、増えてますねぇ。
手軽な雑穀米の商品が増えていることも一因ですね。
混ぜご飯感覚でしょうか。

ツブツブを追いかけながら完食!
おかずがなくても、パンだけでもおいしく食べられます。
トースターで焼くのはもちろんおいしいですが
ご飯のお釜に仲間入りさせて
蒸しパンで召し上がるのも
また違った引きと噛みごたえがあります。

きょうの夕食にご飯が少し足りない
という時にも、違和感なく鎮座しています。

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自家製天然酵母 MOON TABLE のパン
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先日戸田さんが、
糸川英夫さんの著書
「人生に消しゴムはいらない」のなかから
「一日24時間法」を紹介されました。
一日を「生きるための時間」、「仕事の時間」、
「生きがいの時間」の三つの時間に
配分して生きるという人生設計の方法です。

うれしいことに戸田さんは、
人生の師となりうるような方を
ドンドン紹介してくださいます。
おかげでちょっと垣根の高かった方にも
近づくチャンスができます。
糸川英夫さんの話しの中で、高島陽さんの紹介があり
そこから2007年に高島陽さんのことを40回にわたって
書かれたコラムに行き着いたわけです。

高島陽さんのすばらしい経歴を
夢中になって読ませていただいたのですが、
若かりし頃の記述のなかに
とても印象深い言葉がありました。

それがタイトルにも掲げましたように
「劣等感」をもたせるな、ということでした。私たちは、自分が欲しくても手に入らなかったものを求めて
自分の人生の多くの時間と労力を費やします。
自分が自分を認めてあげられないのです。
自分で褒めてあげられず
心の片隅に、小さい頃からのぬぐいようのない劣等感が
こびりついたまま大人になってしまったら、
とんでもなく悲しい人生を送ることになってしまいます。

達成感をもつことの大切さを
先日、私も述べさせていただきましたが
身近かなことをひとつずつやり遂げて得られる
達成感と近いものを感じます。

できていないことを列挙しない。
やれたところを小さくても自分で認めてあげる。
そしてようやく劣等感を乗り越えられるような気がします。

大変なパワーが必要ですが、
明日も明るく過ごせそうだ、という期待につながりませんか。

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福岡のムーン・テーブル(MOON TABLE)

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ムーン・テーブルの人気食パンをご紹介しましょう。
玄米食パンです。
玄米食パンと全粒食パン、ホワイトと人気は分け合っています。
昨今の麦粉の値上がりや、国産材料が注目されはじめ、
米粉ケーキや米粉パンなど米の粉を使ったパン菓子が大流行りですね。

でも、ムーン・テーブルの玄米パンに使う玄米粉は、
「リブレフラワー」といい
世界で初めての超微粉末(25μ)の最高級品です。
玄米本来の生命力が生きています。
籾殻を除いただけなので、
その中の40種類以上の栄養分が「生きて」います。
一般の玄米粉と比べて粉の大きさが極端に微小ですから
消化吸収が良いのです。
ひとつの食パンに小麦粉のおよそ三分の一ものリブレフラワーを使います。
石臼引き全粒粉も少々配合し、
パリっとしたパンの感触も楽しめるようにして
玄米粉のしっとり、もちもち感と対比させています。
石臼引き全粒粉の胚芽が入ることで
麦の全体を食べる(全体食)ということができます。

自家製天然酵母 MOON TABLE のパン

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中国ベトナムの視察旅行で出逢ったKさんは
製菓会社を営んでらっしゃいます。
12年間も小学校のPTA会長として腕を磨かれただけあって
いたずらっこのようにオチャメなところがあります。

お土産用のかわいい竹とんぼを見つけてきては
元少女の私たちに分けてくださり受けをねらったり、
ホテルのバーで、膨らんだ胸ポケットから
おつまみをこっそり取り出しみんなで笑い合って
人気を博しておられました。

小さな「しあわせ魔法」のかけかたをご存知なのでしょう。
袋菓子をつまむときのように、
一個口に放り込んではクスッと笑える感覚です。

Kさんは、みんなにお菓子を配りながら
「しあわせは一人にひとつ。でも必ず一人にひとつ。
多すぎるしあわせはもちきれないよ。」
と付け加えるのを忘れません。

冗談なのか本気なのか、
Kさんの製菓会社の朝礼光景を覗いてみたいです。

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“大人気”あのナポレオンも大ファンでイタリアから運ばせた
「トリノの小さなバトン」グリッシーニ

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昨年中国ベトナムに旅した折、
多くの得難い友人に出逢うことができました。
そのお一人は、東京で製菓会社を経営なさるKさんでした。
私より若干兄貴分という年齢です。
地元の学校のPTA会長を12年間務められたそうで
その話術たるや、誰をも飽きさせることがありません。
9日間の旅でついつい夜の集いの楽しさを覚え、帰国後も
たまにお会いしないと淋しくなってしまうような方です。

Kさんは製菓会社の2代目です。
お父様から継がれた会社をそろそろ息子さんに譲ろうと
子離れ親離れの時期として考察団などで旅をなさっておられたのです。

Kさんは、以前ご自分の会社を継がせるにあたり、
息子さんを武者修行に出されました。
はてさて、どのような会社に息子をお願いしようか、と考え
決められたのは、営業関係の会社ではありませんでした。
むしろ、お菓子を作るほうに近い会社だったそうです。
「お菓子を作ることを覚えていれば、
いざとなった時に自分でやれる」とおっしゃいました。
まず最初に身につけるのは、お金の投資先ではなく
自分の腕の投資先なのですね。
経営者としての知恵をかいま見せていただきました。

私の父は文具事務機の卸問屋をやっておりました。
商品を右から左へ運んでなんぼの商売です。
戦争から引き上げドサクサのなか

成り行きで乗りかかった商売です。
父は3人の子供たちにいつも口を酸っぱくして言っておりました。
「手に技術をつけろ」。

私たち子供は、娘もただのお嫁さんになるわけにはいかず
それぞれの業界で生きていくためのスキルは何か、模索しました。
兄は、人様を弁護する司法の資格を、
妹はおいしくて安心なパン作り、
そして私はグラフィックデザイナーという道を
選ぶことになったのです。

おかげで、3人とも中年になっても
悠々自適な生活をするでもなく
自分のスキルに忠実に暮らしています。
好きでやってるんだから、というエクスキューズは
時には清貧な貧乏暮らしに近づいてしまいます。
どっちがいいんだかわかりませんが、
手を動かすことを知っているとボケないし、
幸せだろうよ、と思えるときがあります。

 


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“大人気”あのナポレオンも大ファンでイタリアから運ばせた
「トリノの小さなバトン」グリッシーニ

 

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